呼吸の保護さえできれば猛煙の中を避難移動することも可能です。
仮に避難ができない場合、消防レスキュー隊の到着までの約8分間、
呼吸が守られれば救助され、生き延びる確率が上がります。
スモークブロックとは、多層フィルター構造で、有毒ガス、煙、有毒物質を除去することのできる防毒・防煙マスクです。スモークブロックは、有毒ガスや煙を除去し、視界を確保し、熱や炎から頭部を守る安全に初期消火活動を行えるフルフェイスタイプと、有毒ガスや煙を除去し、呼吸を確保し、安全に避難行動が行えるマウス&ノーズタイプの2種類を用意しています。
スモークブロックを作った思い
日本では戸建の住宅火災での死亡者が大多数を占めています。最近では 集合住宅での火災も多く、住宅への煙感知器設置も義務化されているにも関わらず、火災による死亡者の数は減少するまでに至っていません。
これは煙感知器が感知作動する以前に無臭透明のCOガスで中毒状態となり逃げ遅れが 生じる事が原因です。これを防ぐためにも、戸建住宅はもちろんマンションなどの共同住宅にお住いのすべての方にスモークブロックを装備いただくことで、自身の安全はもちろんご家族の安全にお役立ていただきたいという思いがあります。
株式会社レスキュープラス 東京営業所長
熊谷 仁
スモークブロックの6つの特徴
1. フルフェイスタイプが用意されており耐熱性が高い(フルフェイスタイプのみ)
日本で唯一、高い耐熱性を持つ高性能フード型のマスクです。有毒ガスを含む煙の中でも視界を確保し、炎の熱から頭部を守ることができるため、初期消火活動や避難誘導に最適です。社員やお客様を安全に避難誘導する担当者や初期消火活動を行う担当者が、その責務を果たすためにも、フルフェイスタイプは必須といえます。
2. フィルターが3層構造になっており有害物質を除去
スモークブロックは、フィルター、吸着剤、触媒という3層の構造になっているのが特長です。スモークブロックは、吸着剤で煙の中に含まれる有害物質などを除去しています。吸着剤が使用されていなければ、触媒に有害物質が付着してしまい、有毒ガスを無毒化する触媒の働きを低下させてしまいます。触媒の効果を最大限に発揮させるためには吸着剤が必須です。
日本の防毒・防煙マスクの公的な基準をクリアした、「一般財団法人日本消防設備安全センター評定合格品」の中で、吸着剤が使用されている製品はスモークブロックのみです。
3. 10種類以上の有毒ガスに対応
防毒・防煙マスクであれば、どんな場面でも利用できる訳ではありません。有毒ガスに対応する薬剤が含まれていなければ、その有毒ガスを除去できず、直接吸い込むことになってしまいます。
見た目は同じマスクを装着していても、含まれる薬剤の違いで、ある人は助かり、ある人は死亡するという全く違った結果となってしまいます。
想定される有毒ガスを除去するためには、それらに対応する薬剤を使用したマスクが必要となります。
スモークブロックは、10種類以上の有毒ガスを除去する薬剤を使っています。
4. 極限環境下にて20分間使用可能
極限環境下にて20分間の使用が可能なマスクです。
フルフェイスタイプは、有毒なガスや煙が充満する危険な状況下で初期消火活動を行うために十分な時間の確保を可能にし、マウス&ノーズタイプは、危険な場所から安全な場所まで冷静かつ迅速に避難するために必要な時間を確保することが可能になります。
5. 厳格なテストに合格
スモークブロックは、一般財団法人日本消防設備安全センターの複数の厳しいテストに合格しています。
- 有害な煙や有毒ガスの除毒・除去性能をチェックする 防煙試験
- マスクを装着した口周り部分の密閉度をチェックする 防護係数試験
- 誰でも簡単に装着できるかをチェックする 装着試験
- ガスや煙に対する目の部分の 保護機能試験
- 着用した際に標識などが視認できるかをチェックする 視界試験
- 素材が熱風・炎で熱くなっても人体に影響がないかをチェックする 熱気流・放射熱試験
- 炎が直接当たった場合、どの程度の時間で穴が開くのかをチェックする 接炎貫通試験
※ フルフェイスタイプのバイザーは穴が開かない仕組みになっています - 炎が直接当たっても燃え広がらないかをチェックする 接炎燃焼試験
6. 声が通りやすい排気弁
スモークブロックには、深くゆっくりと呼吸をした後に、しっかりと息を吐き出せるようにシリコン製の排気弁が取り付けられています。
排気弁の内部構造は、息を吸い込んだ際に有毒なガスや煙が逆流し入り込まないように逆止弁構造となっています。
また、排気弁を取り付けることでスモークブロック装着時でも声が通りやすくなっています。